緑内障治療を行うようになったミニチュアダックスのReeくん(14歳)、目をこするのを防ぐためにペットカラーをつけることにしました。
ペットカラーというとプラスチック製のものが多く、物にぶつかると大きな音がするのでワンちゃんがびっくりしてしまうこともあります。
いろいろ探したペットカラーの中でも、やわらか素材で大きな音がしにくい&ラインナップ豊富な「ポンポリース」のペットカラーを試してみました。

使用しているエリザベスカラー:
ロングタイプ犬猫用エリザベスカラー(ロング)ベル型メッシュタイプ
こちらのロング型のエリザベスカラーは顔をしっかり覆ってくれる幅広タイプのエリザベスカラーでおすすめのエリザベスカラー3つの項目でもご紹介しております。
壁へのぶつかり対策や顔をしっかり覆って保護したい方はこちらがおすすめです。
ペットカラーを探している方、ワンちゃんのもしものときに備えたい方などぜひ参考にしてみてください。
エリザベスカラーはどんなときに使うのか

エリザベスカラー、ペットカラーは主にこういったときに使うことがあります。
●ケガ、手術をしたときの創傷部位の保護
●視力が著しく低下したときのぶつかり防止
ケガや手術後は創傷面をなめて悪化させてしまうのを防ぐこと、シニア期に入ると白内障や緑内障、視力の低下により壁にぶつかることがあるので、視力低下によるぶつかり防止にも役立ちます。
実際に使うようになったきっかけは緑内障でした
エリザベスカラーを日常生活で使うようになったのは、緑内障になったことがきっかけでした。
緑内障の診断を受けた日からエリザベスカラーをつけて過ごすようになりました。
眼圧を下げる目薬で眼圧を抑えることができていたので日常生活に大きな支障はありませんでしたが、目薬をさすとかゆみを感じるようで、エリザベスカラーをつけていないと前足で目をこすってしまい目が真っ赤になることもありました。

【犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』】

おすすめポンポリースのエリザベスカラー3つ

ここでは実際に使ってみたポンポリースのエリザベスカラーを3つご紹介したいと思います。
★インスタグラムでもご紹介しています★
1. 【ポンポリース】ドーナツ型ソフトタイプ エリザベスカラー
ポンポリースのエリザベスカラーで一番初めに試したのはドーナツ型のエリザベスカラーです。
★ポンポリースのドーナツ型エリザベスカラーの特徴★
ドーナツ型のエリザベスカラーはやわらかいクッションタイプで、カラーというよりもお昼寝クッションが首周りについているような感じです。
一般的なエリザベスカラーよりも視界が広くなるので、ワンちゃんも安心しやすく、寝るときは枕にして寝るのが快適そうで良かったです。
★試したサイズ★
ミニチュアダックス約5kg、首周りは26.5cmで4号を購入しました。
★購入のポイント★
ドーナツ型のエリザベスカラーは視界が広くなるのでワンちゃんも過ごしやすいです。
2. 【ポンポリース】ベル型メッシュタイプ エリザベスカラー
ソフトタイプのドーナツエリザベスカラーは引きずってしまうので次に試したのがベル型のエリザベスカラーです。
★ポンポリースのベル型エリザベスカラーの特徴★
ポンポリースのエリザベスカラーは、通常のエリザベスカラーよりもやわらかい素材で、家具などにぶつかっても大きな音がしない点が良いです。
目の保護という意味では、ベル型のエリザベスカラーが良いということで使ってみることにしました。
ボタン留めタイプで使いやすいです。
※現在は面ファスナータイプが主流となっているようです。
★試したサイズ★
ミニチュアダックス約5kg、首周りは26.5cmでMサイズを購入しました。
★購入のポイント★
ベル型メッシュタイプエリザベスカラーはプラスチック製のエリザベスカラーよりも軽量で音が響きにくい作りになっています。
お腹の手術やキズの保護など、首から下の傷の保護におすすめです。
今回試してみたところ目の保護のためにはカラーから顔が少し出てしまうので、動物病院の先生に「もう少し深い方が良い」と言われてしまいました・・・。
3. 【ポンポリース】ベル型メッシュタイプ エリザベスカラー【ロングタイプ】
ベル型のMサイズ(通常タイプ)では顔が出てしまうので、同じくベル型のエリザベスカラー(ロングタイプ)を購入しました。
★ポンポリースのベル型エリザベスカラー(ロングタイプ)の特徴★
ロングタイプは通常タイプよりも5cmほど幅が長くなっています。
使ってみると、5cmの長さの違いを実感しました。
後ろから見た感じです。
顔がしっかりカラーの中におさまっているので、目の保護にはロングタイプがおすすめです。
通常タイプはボタン留めタイプですが、ロングタイプは面ファスナー(マジックテープ)になっています。
幅が十分にあるのでこちらを購入して良かったです。
★試したサイズ★
ミニチュアダックス約5kg、首周りは26.5cmでMサイズを購入しました。
★購入のポイント★
ベル型メッシュタイプエリザベスカラーはプラスチック製のエリザベスカラーよりも軽量で音が響きにくい作りになっています。
ロングタイプは先ほどご紹介したベル型メッシュタイプエリザベスカラーよりも5cm幅が大きいタイプなので、マズルの長い犬種、顔の大きい犬種でも顔をしっかり覆うことができます。
エリザベスカラーの種類
エリザベスカラーには素材、ファスナー面、長さでさまざまな種類があります。
【素材】
●プラスチックタイプ
●布タイプ
【ファスナー面】
●マジックテープ(面ファスナー)
●ボタン留め
【長さ・幅】
●ノーマルタイプ
●ロングタイプ(幅が少し大きめのもの)
どの種類のものを選ぶかによって使い心地の違いに繋がるので、どの種類、タイプが合うかを見ておくと良いでしょう。
エリザベスカラーは体型、目的、使い心地で選ぶ
エリザベスカラーを選ぶポイントはこのような点があります。
★エリザベスカラーを選ぶときに気を付けたいポイント★
- 首周りを測って購入する。
- ダックス、コーギーのように足が短いワンちゃんはカラーが地面につかないかチェック。
- 目の保護、顔をかくのを防ぐ場合はベル型のカラーがおすすめ。
- 首から下の保護には視界が広くやわらかいドーナツタイプのカラーもおすすめ。
1. 首周りのサイズを測る
首周りはワンちゃんによって個体差があるので、測ってから購入することをおすすめします。
3号か4号かで迷いそうな時も首周りのサイズを測っておくと選びやすくなります。
店舗でスタッフの方にお願いして測ってもらえることもあるので、ペットショップなどで聞いてみると良いでしょう。
2. 足の長さ、体型に合わせて選ぶ
また、実際に装着しないと分からないこともありますが、足の短い犬種や体が小さく重量に耐えられないワンちゃんはドーナツタイプのカラーだと歩くときの不便さや重量が気になる点でもあります。
ダックス、コーギーなど足の短い犬種はダックスサイズなど適応したカラーを、チワワや体が小さいワンちゃんは重量が負担にならないものを選ぶと良いでしょう。
3. 顔の保護、体の保護、目的に合わせて選ぶ
●ケガ、手術痕の保護
保護したい部位によってエリザベスカラーの大きさ、幅、素材を選ぶと良いです。
柔らかい素材のカラーの場合、カラーをつけていても体を曲げて保護したい部位に届いてしまうこともあるので、どの部位を保護したいのかもきちんと見て選びたいですね。
●ぶつかり防止
ぶつかり防止の場合は、壁や障害物にぶつかっても音がしにくいもの、衝撃を感じにくいもの、壁や障害物が分かりやすいものが良いかと思います。
プラスチック製でも音がしにくいタイプのものもあるので、ぶつかり防止の場合はこういったものを選ぶのもおすすめです。
また、目の保護ならベル型、体の手術後のケアならベル型、ドーナツ型というように目的によって適したエリザベスカラーを選ぶことが大切です。
4. 使い心地を見て選ぶ
日常生活で使うものなので使い心地も見ておきたいポイントです。
エリザベスカラーはいろんな種類がありますが、使い心地面ではこういった点があります。
- 音の静かさを見て選ぶ
- 軽さを見て選ぶ
- 装着方法を見て選ぶ
使い心地は装着する状況や体格によって異なるので、どのポイントを優先するかを見て選ぶと良いでしょう。
この3つのポイントを見てもポンポリースのベル型カラーはおすすめです。
5. サイズ、使い心地が合っているかが大切なポイント
主に見ておきたいポイントは「サイズ」「使い心地」を見ておくと良いかと思います。
【サイズ】
犬種によっては胴の長さ、脚の長さが異なるので犬種に合ったものを選ぶ。
首周りのサイズを測って購入する。
【使い心地】
プラスチックタイプ、布タイプで触り心地や重さが異なるので、愛犬にどちらが合っているかを見て選ぶ。
サイズをきちんと計測し、使い心地がどうかを見て選ぶと失敗しにくくなります。
それぞれのエリザベスカラーの特徴を見て使う目的に合わせて選ぶと良いでしょう。
店舗、ネットの両方で探してみる
エリザベスカラーを探す時、初めに店舗でどんなものがあるかを見て、ネットでも探しました。
店舗で実物を見て、
- どんな質感か。
- 重さはどのくらいか。
- 大きさ(サイズ)は合っているか。
を実際に見ておくとネットで探すときの参考にもなり、ネットでもいろんな種類のエリザベスカラーがあるので店舗にはないものを見つけることもあります。
できるだけストレスを軽減して使うポイント
エリザベスカラーをつけていると、壁に当たってしまったりつけ外しに慣れるまで時間がかかったりと、慣れるまで大変だと感じることもあります。
初めはつけ方や歩き方など、お互い慣れないエリザベスカラーをつけた生活に戸惑いもありましたが、エリザベスカラーを外す時間を作るようにしたり、できるだけストレスのないようにしながら少しずつ慣れていくことができたと思います。
ポイントとしては、
- 医師の許可があれば時々外す時間を作る。
- スナップ(ボタン)タイプよりつけやすい面ファスナータイプ(マジックテープ型)を選ぶ。
- 壁や障害物にぶつかっても音がしにくい素材のエリザベスカラーを選ぶ。
- 洗い替え用に2~3個ほど用意しておくと洗い替えやお出かけ時も安心。
といったことが挙げられます。
特に、音がしにくいという点ではご紹介したポンポリースのエリザベスカラーは大きな音がしにくいので見ていてとても安心して使うことができたのでおすすめです。
ペットカラーのお手入れ方法
あちこちぶつかったり、地面に当たったりするので清潔に保つことも大切です。
エリザベスカラーは型崩れしてしまうと用途として不十分になってしまうので、やさしく押し洗いしてあげると型崩れしにくいので良いですね。
お手入れのポイントとしては、
- 手でやさしく押し洗いし、洗濯機で脱水のみかける。
- 汚れが落ちにくいときはやさしくつまみ洗いする。
といったことがペットカラー(エリザベスカラー)のお手入れポイントになります。
仕上げに脱水すると乾きやすくなるのでおすすめですが、素材によっては脱水にかけると型崩れしてしまうこともあるので注意してください。
試してみた結果:顔をしっかり覆うならロングタイプのソフトカラーがおすすめ

今回は緑内障治療でエリザベスカラーをつけることになったので、顔をしっかり覆うことをポイントに探しました。
緑内障治療では目薬の刺激で目をこするのを防ぐためにエリザベスカラーをつけるため、前脚で目をこすらない、家具などで目をこすらないことが大切なポイントです。
目を保護するという点では、顔が出ない、目をこすりつけにくいロングタイプのソフトカラーがおすすめです。
結果としてはポンポリースのエリザベスカラーの中でもベル型メッシュタイプ 面ファスナー留めロングタイプ(M)を使うことになりました。
ロングタイプエリザベスカラーのおすすめポイント
- 身体の負担になりにくいソフトな使い心地。
- 顔をしっかり覆ってくれる幅広ロングタイプ。
- シンプルなデザインでお手入れしやすい。
使用したワンちゃんの体格:
体重5キロ台、ミニチュアダックス
サイズはS、M、Lの3種類。
適応サイズについてもこちらからご覧いただけます。
幅広タイプのエリザベスカラーをお探しの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
エリザベスカラーは装着してみないと分からないこともありいろいろ試してみて良かったです。
初めはやわらかく視界が広めのドーナツタイプを購入しましたが、ダックスは足が短いので引きずってしまうので、ダックスサイズのように適応したものを選ぶことがポイントです。
ベル型のものでも幅がふつう~広めのものがあることが分かり、イメージに合うものを見つけることができたので良かったです。
初めに店舗やネットでいろいろ探していましたが、後でイメージに合うものが出てくることもあるので納得いくものが見つかるまで探してみると良いです。
ワンちゃんが日常で装着するエリザベスカラーなので、目的、使用感に満足できるものを見つけてみてください。